■企業戦略を反映したホームページづくりをしよう

   印刷会社に勤める友人によれば、新規の企業ホームページ制作の引き合いは
少なくなってきた代わりに、現在のサイトについての相談は増えているそうだ。
会社案内・業務案内だけでは行き詰まるのは目に見えている。本来、インター
ネットは企業戦略として活用すべきものだ。
 メーカーでいえば、物流の流れ、資材在庫状況、POS情報、店頭情報、資材
メーカーの募集などネットを通じて行うことを示す。要するに、サプライチェ
ーンマネジメントだ。「顧客の要望にあった製品やサービスをいかに早く提供
するか、そのための仕組みをインターネットで構築した」ということである。
 一方、通販会社であれば、本業にインターネットを使うことだ。米国通販会
社大手の「ランズ・エンド」では、テレビCMを使ってサイト(http:www.
landsend.com」のPRしているという。考えてみれば、サイトをオープンして
も定期的な告知は必要である。いうまでもなく、新規顧客を獲得するためだ。
ヤフーなどのポータルサイトにバーナー広告を出すよりも、より多くの人に訴
えるテレビCMのほうが費用対効果があると考えてもおかしくない。
 ところで、私は数年前から「ランズ・エンド」のユーザーである。九九年三
月にネットで買い物をしたとき、二年前ならば、ネットで注文しても、カタロ
グを毎月送ってきたはずなのに届かない。全般に米国通販会社から届くカタロ
グは少なくなっており、紙のカタログからインターネットへシフトしているよ
うだ。
 米国通販会社の場合、衣類ならばSPAであり、それぞれ個性的なカタログ
をつくっているため、カジュアル衣類ならば「エディ・バウアー」「ランズ・
エンド」、ランジェリーならば「ヴィトクリアイズ・シークレット」だと、す
ぐ頭に浮ぶ。さらにURLは、社名にドット・コムを入力すれば済むから、検
索するといった面倒な手間はいらないのだ。
 日本の通販会社、百貨店などのカタログを考えてみると、何か欲しいと考え
たとき、カタログ名がパッと浮かぶのは、「カタログハウス」と「ディノス」
ぐらいしかない。
 ほとんどのカタログが、没個性でおもしろい味がない。同じような商品を扱
っていて、商品説明も少なく、コピーもありきたり、というのでは潜在意識に
訴えるどころではない。
 だから、ネットでは楽天市場のようなモールで探す。商品名で検索して、シ
ョップを見つけるのは、時間と探求心があり、ネットと通販に慣れている人だ。
いくつかのサイトで値段を比較し、電子メールでまずは質問をして、反応が良
かったショップに注文するのである。
 さて、最後に先ほどの没個性の話に戻るが、私も企業ホームページ制作にか
かわるようになって感じるのが、自社の特長、強さがどこにあるかわかってい
ない人が多いことだ。
 打ち合わせでいろいろ質問して、企業戦略と合ったコンテンツづくりをする
のだが、結局は同業他社とほとんど同じ、無難なコンテンツに決まってしまう
のである。

99年8月

 
   

 

 

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